Nicotto Town



廃屋

このあいだ・・・


友人とドライブで遠出した帰り、友人が子供の頃住んでいたという
家の近所を通りかかりました。

そこは家もまばらな、というよりほとんどない林の中・・・
友人が、「この近くに家があって、今は事情があって親類が管理してるけど・・
寄って見る?」と話しました。

その友人は相次いで様々な不幸があった人で、
ご両親はいろいろあって離婚。
弟さんは自殺、妹さんは非行に走ったあげくアブナイ系の人と結婚、出産、離婚
で、彼女が今では妹さん親子を含めて一家の大黒柱をしているのでした。

離婚後1人家に残ったお父様は息子さんの自殺後転落し、死因はきいてませんが、
お気の毒な亡くなり方をしたようです。

友人はご両親の離婚後、もう10年以上もそこへきたことはない、と
いってましたが、私も彼女の住んでいた家を見てみたい、という興味があったので
「見たい」といってしまいました。

で、彼女と私はその家に向かったのですが・・・
まあ、人の住まなくなった家というもの・・・
廃屋にびっくりしてしまいました・・・

家は、彼女の話ではかつて人を使っていたこともある、
という大きなお家。

みかけは立派で外からは全然まだ大丈夫のように見えたのですが
玄関を開けてみてびっくり・・・
中はすっかり荒れ果てて、上田秋成の雨月物語「浅茅が宿」を
思い出すようなすさまじさ・・・

床はかろうじて残っているものの、あちこち抜け落ちて、
なかでもびっくりしたのは
きりとったように向こうの壁が朽ち果てて外の風景がきれいにみえたことでした。
壁ひとつがまるまるなくなっていて、外の風景は
一枚の大きな絵のように見えました。

広々とした立派なお屋敷なのに実にもったいない、が私の感想でした。

こんなに立派な家でも人が住まないと狸のすみかのようになってしまうのですね〜^*・*

友人はかつて自分の生まれ育った家を久々に訪れて、
感慨深げでしたが、やはり朽ち果てた家をみてさびしかったことでしょう・・・

でも、区切りがついた、と話してました。
どうやら彼女1人では、そこへ来る勇気がなかったようです。

今では彼女も妹さんも元気で幸せに暮らしてますが、
聞いた話だけでも、それがもし私の身におこっていたら、
絶対投げ出したくなるような環境の中で曲げずにまっすぐ生きてきた彼女、
わたしは彼女をとても尊敬してますし、友人になれて
ほんとによかったと思っています^^

にゃんこ大好きな彼女にとって、
私はにゃんこの次に大事な友人、ということのようではありますが・・^^;

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2010/06/05 15:24
>>cat さん
彼女は今いい仕事、同僚、よい人たちに囲まれて(にゃんこたちにも)
とても幸せそうですよ^^

それにしても、彼女の家に遊びにいくとお客の私より先ににゃんこの世話^^;
お茶もおやつも私は後回しですw
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2010/06/05 14:41
家を見にいけたと言う事は、自分の中で、気持の整理がついた
という事なのでしょうね。
生きている以上、誰にでもドラマは、あると思います。
そこを、どう超えていくかですよね。
苦労しただけ、幸せを掴めるといいですね。
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2010/06/05 13:45
>>ちろる さん
たまに会うだけの友人なのですが、
親友、というより不思議なつながりの友人ですね^^
一時期数年会わなかったこともあるのですが、
会うことがなくても恐らく一生涯の友達になると思われます^^;

ちろるさんも、色々あったのかな?
でも、友人もそうですが、色々あったことが彼女をステキにしているようにみえますので
きっとちろるさんもそうじゃないのかしら?と想像しています^^

>>こえだ さん
ブログに書くつもりはなかったのですが、
すごく印象的?なできごとだったので、書いてしまいました^^;

たぶん、夜は何やら出てるかも〜・・・^^;

彼女はそういった様々な経験を全部きちんとこなしてきたことによって
すっごく懐が深くなっているように思います^^
こどもっぽい私の世話もねこのうちの1匹のように思っているらしく
かいがいしく面倒みてくれてますし・・^^;

わたしもイベントがあった時にひとつづつクリアしたら
彼女のようなステキな大人になれるのだろうな〜・・と思いつつ、問題が出てくると
くるりと回れ右する自分だったりします^^;
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2010/06/05 13:07
一人では行く勇気が無かった。。
で、シシルさんと一緒に行けた。というのは・・・・
その友人にとってシシルさんが大切な存在なんでしょうね。。
ちろるも普通の?育ち方をしていないので、なんだか胸が熱くなりました。。。
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2010/06/05 12:24
えへへ。この題名を見て、おばけがでたのかと、
うきうきして読んで、ごめんなさい。

家って、大きな家であればあるほど、人がいないと不気味です。
壊れた壁から外の景色が見える・・と想像すると、
いろいろなお話にある廃墟の描写はあながち、うそではなかったんですね。

それを目の当たりにされたシシルさんもですが、
そこで育ったお友達はどんな思いなのか、私には想像できません。
その家を「見る」ことができたこと・・
それは大変な出来事が過去になった証拠なのかもしれませんね。

にゃんことシシルさんに支えられて、苦労した分、何倍もの幸せがくるといいですね。
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2010/06/05 12:02
>>mistle さん
ほんとにそうですね〜・・・
家って生き物なんだな〜っと思いました。
家相、風水、星占い、けっこう以前ちびっとかじりましたが、
確かに科学だと思います。
中国や他の国でも古来から重んじられてきたのにはやはり意味があってのことでしょうね^^
でも、家相見盤見てるとそれに適った家作りってかなり大変ですよね〜^^;
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2010/06/05 11:29
いろいろ考えちゃいますネェ。。。単にお金持ちの悩みとも思えないし。
前世で云々、なんてことは言いませんが、仕事・家庭双方で親父さんに問題があったのかな。。。
家相っていうのもありますが、アレは概ね科学だと思っています。
家は、人が住まないと劣化が進むらしい。。。
ちょっとした補修や掃除・・・大事なんでしょう(´▽`*;)ゝ"



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