バレンタインのハズイ思い出
- カテゴリ:恋愛
- 2009/02/11 22:44:21
時は数十年前、小学生だった頃。ある年のバレンタインデー。
近所に住んでいる、同級生の男の子にちょっと気があった自分。
今まで「バレンタインにチョコを贈る」という事をしていなかった事もあり、今年はチャレンジしてみよう!!!!…と、学校帰りに、スーパーで板チョコを買いました。
現代はスーパーなどでも、かわいらしいラッピングをした、バレンタインデー仕様のチョコレートが並んでいますよね。
んが、私の少女時代には、コンビニもまだ十分に発達していなかったし、当然、近所のスーパーに、バレンタイン仕様のチョコレートどころか、ラッピング用のリボンやシートなども売っていませんでした。そういう物が売ってあるデパートはあったけれど、その頃の私は今時の小学生ほどさばけていなかったので、一人で繁華街などに行くなど考えもしませんでした。
で、どうしたか。
その板チョコに、何を思ったのか、たまたま持っていた手芸用のフェルトを(!)細く切って、リボンの代わりに巻きました。
しかしそこは悲しいかな所詮フェルト。
結んだところでキュートになるはずもなく、緑色だったそれは、昆布巻きにしか見えませんでした…(厚さがまた絶妙なんだわこれが)。
ふたたび、どうしたか。
またしても何を思ったのか、その昆布巻きごと、その子の家の郵便受けに放り込んだのでした(!!!!!)
その後の淡い恋の行方がどうなったのか全然覚えておりません。
告白もしてないし、勝手に自分の中で自然消滅したんでしょう。
ただ、郵便受けに投下したチョコレートの件が、くだんの同級生の口から、ネタとして広まらなくて、ほっとしたのは覚えてます。いや、誰の仕業か、黙ってればわからないんだから、びくびくする事はないんだけど(苦笑)。
てなわけで、チョココロネ欲しさに、昔の恥ずかしい話をネタにしてみました。
追伸
ちなみにそのチョコレートは、不二家のルックチョコレートでした。
ルックチョコレートを食べる度に、ひそかに苦笑しております。