少年の夢
- カテゴリ:恋愛
- 2009/02/09 23:27:36
「私の人生に、君の存在が必要です。」
19歳の時、女性に始めてこのようなセリフを言われた。
楽しいから付き合うとかでは無く、好きだから一緒にいたいでもない。
その人の記憶の中の、決して消す事のできない存在。私にはそんな意味合いの言葉に思えた。
「私の人生に、君の存在が必要です。」
私はその人と少しでも永く、一緒に居たいと思うようになった。
しかし、私のそんな願いは、叶う事は無かった。
五つ年上のその人は既に別の男性と結婚していた。
子供もいた。
苦痛は計り知れなかった。
私には答えを出す必要があった。
19歳の時、私には夢があった。
小さなレストランでコックの修行をしていた。
私には希望があった。
大きな事をしでかしたい。
ビートルズのような・・・。
しかし、私は薄々感じていた。
私の能力では、ビートルズになる事は出来ない。
小さくてもいい、お金を貯めて自分のcafeを持とう。
私はそう考えるようになった。
やがて私の店には、たくさんの若者が訪れる。
そしてカウンターに立つ私にいろいろな話をしてくる。
彼らの話を聞いてあげよう。
そして彼らが悩んだ時、手を差し伸べてあげよう。
私は、ビートルズになる事は出来ない。
しかし、彼らの中にビートルズが生まれる可能性はある。
彼らにとって、必要な存在になろう。
私に重い言葉を残してくれた女性がいた。
私は、その女性の前から姿を消した。
跡形も無く、見事に・・・。
そして、私の中に彼女から貰った言葉だけが残った。
「私の人生に、君の存在が必要です。」
今、どこかの街で、全くの偶然に彼女に会う事が出来たら、彼女は私に気付くだろうか?。
私が先に気付くことが出来たなら、彼女になんて言うだろう。
おそらく、声を掛ける事も出来ずに、涙を隠して通り過ぎるだけだろう。
けして開ける事は無い引き出しの、一番奥にしまったはずの少年の夢。
閉ざされた引き出しの中の少年の夢 雨の夜 アルコールの霧
偶然に、アルコールという名の悪戯者がその引き出しを開けてしまう事もある。
な~んか、S&Gって言って通じちゃうのが嬉しいっす。
その曲は「明日に架ける橋」ですね。
アート・ガーファンクルの歌声、めっちゃ素敵なんですよねぇ~。
ストーンズ・・・ミック・ジャガーですねぇ。
まだ定期的に日本に来てくださるところが好きです。
しかもあのお年で・・・。
JPOPだとかなんとか、エラソーな事を言ってますが、ルーツはみんなビートルズに繋がると思います。
やはりすごいんですよ、彼らは・・・。
モンキース・・・
何だか若いお兄さんたちが、ドラマに出ていたなぁという記憶しかないです。
「デイ・ドリーム・ビリーバー」はあまりにも有名な曲になりましたが、ちょっと尻つぼみに鳴ってしまいましたねぇ。
基本私はがに股でフォークギターを弾いてる派でしたから、やっぱS&Gやボブ・ディランって感じですね。
あとは・・・みゆきさんかなぁ・・・。
「なんとかかんとかトラブルウォーター」。。。なんて題名だっけな。。。
若い頃は、ストーンズ派でしたが、
近頃ビートルズはやっぱスゴいかな、と思うようになりました。
ストーンズは、変わらず愛しますがね。
んで、モンキースを、ミーハーとは思えないんすよ。
モンキースは、やっぱいいです。。。世代は、ソウル世代です。
KOOL&GANG世代ですわ。おんなじ位じゃない?
う~ん、本当はS&Gの方が好きでした。
フォーク党なもんで。
ビートルズは現在の16ビートのポップスの原型のような気がする。
サザンオールスターズでさえ、ビートルズの影が見えてしまうんですよねぇ・・・私には。
あ、S&Gはサイモン&ガーファンクルね。
いえ、今となってはいい想い出のような気がします。
ちょっとだけホロ苦いですけどねぇ。。。
そそ、そういうのやりたかったんですよ!
見知らぬ若い人が、なんとな~くふらりと来てしまう店。
それでもお店のマスターが、お客さんを覚えてるんですよ。
やがて「いらっしゃい、いつものでいい?」
って感じになって、若いお客さんは何でもマスターに話せるようになる。
「何かあったらマスターに相談しよう」的な存在。
それが私の夢でした。
ま、夢破れし者なんですが・・・。
廉さん、素敵なお店を知ってるんですね。
私のお店・・・この部屋が私のお店って事でご勘弁ください。
夢破れし者なんもんで・・・。
猫さんにとって、いい想い出とは言い切れないものだと思いますが、
読ませていただいて、そう思いました。
私は店運がいいと言われることがあります。
お店の方が覚えていてくださることが多いです。
穏やかな方だと話しかけちゃうからだと思うんですけど
年に数回しか訪れないお店でも、他愛ない雑談でも、
「また来てくれたのですね」と笑顔を向けられると本当に嬉しいものです。
・・・私の話になってしまいましたが、
猫さんがそんなお店の方だったら、とても素晴らしいなと思います。
いつか、猫さんのお店に行かせてください。