山下達郎初シングルの作詞家 (驚)
- カテゴリ:音楽
- 2010/05/25 14:01:30
作詞家、吉岡治さんの死が様々なニュースで報じられている。はっきり言って興味が無かった。今朝のTVで、あるコメンテーターが「千賀かほるの”真夜中のギター”も吉岡さんの作詞なんですよ」と言って、ほんの少しだけ興味がわいた。『ひょっとしたら意外な曲があるかもしれない』と。
演歌や古いタイプの歌謡曲は嫌いだ。10代の初めから洋楽とニューミュージック系とロック系が好きだった(ありがちなタイプ)。葬儀の報道で、石川さゆりさんとか五木ひろしさんとかが悲痛な面持ちで吉岡氏の死を悼んでいたが、彼らに興味はない。千賀かほるさんのその曲には多少の共感がわいていたが、中盤のこぶしのところは気に入っていない。
歌ネットで検索してみる。281曲が掲載されている。順番に見ていく。やがて目と手が一瞬止まる。
「LET`S DANCE BABY」 作詞 吉岡治 作曲 山下達郎
『☆★☆ ええーっ!!☆★☆』
そうか、これは吉岡さんの作詞なのか。ビックリ。著作権保護のためその歌詞をここに載せられないが、これは名曲だーよ。【君の呼び名は”イカロス” 信じられない 翼を付けて】【心臓に指鉄砲 それでお手上げさ とりこになったよ BABY】
さらに調べると。
この曲は達郎の初めてのシングルカット(しかもA面)だそうだ。そうか。今も昔も彼はアルバム・アーチストの側面が強いけど、当時はシングルに営業面での活路を見出すのは当然だろう。なんと4枚目のアルバムから初のシングルを切ったそうだ。
それにしてもこの曲はカセットに入れて良く聴いていた(在京時)。無駄にバカでっかいラジカセにこの曲は似合っていた。そうか、この曲がなければ、ひょっとしたら「RIDE ON TIME」も「クリスマス・イブ」もこの世に出なかったかもしれないのか。竹内まりやとの結婚もなかったのかもしれないのか。FM「サンデー・ソング・ブック」の存在も怪しいものだ。
改めて。
慎んで、吉岡治氏に哀悼の意を表します。
派手じゃないので
作詞家というより職人さんの雰囲気があります。
けれども内実は奔放な芸術家気質だったのかもしれません。
見た目じゃないんですね。
そして、「マンガはじめて物語」でもお世話になってた。。。
本当に引き出しの広い、すばらしい作詞家でいらっしゃったのですね…。
ご逝去を悼み、心よりお悔やみを申し上げます。。。