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盗月Blog——島村抱月TextData——


■近代文藝之研究|研究|囚はれたる文藝(23)

■近代文藝之研究|研究|囚はれたる文藝 第五(3)

九年は仇と過ぎて、二たびベアトリチェに巡り會ひしは、十八の春、フヰレンチェの町に人の往き來も繁き頃なりし、此の婦人、われには尋常の人蓄とも思はれず。天人などにやあらん。此の日は純白の粧ひして、二人の年長けたる婦人を左右に伴へり。我れは、はたと彼等に行き合ひて耻しさに顏も得擧げず、此方の軒下に身を避けしが、之れを見たりしベアトリチェは、世にも心を籠めて我が方に會釋を送りぬ。情ある會釋の言葉なりしよ。始めて之れを聞きし我が嬉しさは、推察あれや東海の客。命かぎりの幸福は是れを極みぞと思ひて、我れはたゞ醉ひたり、恍惚として夢心地となりぬ。淋しき我が家に歸りては、尚さらに、一念ベアトリチェが其の日の事を忘れ得ず。不思議の夢も見たりけり。



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*註1:過ぎて
「過」の旧字体。「シンニョウ」は「二点シンニョウ」。

*註2:巡り
「巡」の旧字体。「シンニョウ」は「二点シンニョウ」。

*註3:婦人
「婦」の旧字体。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/moji/hu_tsuma.jpg

*註4:尋常
「尋」の旧字体。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/moji/mata.jpg

*註5:伴へり
「伴」の旧字体。旁の「半」が「拌」と同じ。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/moji/ban.jpg

*註6:避け
「避」の旧字体。「シンニョウ」は「二点シンニョウ」。

*註7:送り
「送」の旧字体。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/moji/sou.jpg

*註8:東海
「海」の旧字体。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/moji/kai_umi.jpg

*註9:幸福
「福」の旧字体。扁の「ネ」が「示」。

*註10:尚さらに
「尚」の旧字体。「ナオガシラ」は「小」。

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■抱月『近代文藝之研究』を註記なしに通しで読みたいかたは、こちらをどうぞ。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/kbk_tobira.html
■このテキストの原本は国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」収録の「近代文芸之研究 / 島村抱月(滝太郎)著 早稲田大学出版部, 明42.6」の画像データに依っています。
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/871630/1

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2010/05/22 21:49
●紫苑さん:
ドバトは、確かに音の響きはよくないですよね。
イメージ的には、漢字で「土鳩」かな?
と思うかもしれませんが、正しくは、もともとは「堂鳩(ドウバト)」なんです。
つまり、お寺のお堂に住みつく鳩、ということですね。
鳥の観察会などでは、一般的に、ドバトは野鳥として扱いません。
人工的に餌付けされてしまっている鳥、とみなされているからです。

ピジョンミルクは、メスだけじゃなくオスも出ます。
だから、オス・メス両方が交替でヒナにピジョンミルクを与えています。
また、ピジョンミルクは1年中出ますので、普通の野鳥が年に1〜2回、
春〜夏にかけてしかヒナを孵さないのに対して、
ハトの仲間はヒナのエサ用の昆虫や植物の実・種をアテにする必要がないため、
繁殖は年中可能で、ヒナを孵す回数も多いです。
特にドバトは年に10回ぐらいも繁殖するツガイも、珍しくありません。
キジバトはそこまで多くないですが、3回程度の繁殖は普通だと思います。

エサを運んでいるように見える……という点が少し気になりますので、
キジバトと決めつけないで、
色・模様・クチバシの形や色・足の色・尾羽の長さ・飛び方の特徴、等、
なにか気がついたことがあったら、メモしておいてください。
下のコメント欄で紹介したサイトのページの画像をザッと頭に入れておいて、
ちょっとちがうようだと気付いたら、ぜひまた教えてください。

「スズメ」--「ムクドリ」--「キジバト」--「カラス」は、
知らない野鳥の種類を調べる時の、大きさの基準になる鳥で
「ものさし鳥」といわれています。
なので、「キジバト」の大きさを、感覚的にわかるようになっておくと、
とても便利ですから、これをよい機会に、覚えちゃっておきましょう♪
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2010/05/22 20:55
校舎付近巣を作る鳥はそうだったのですね^^
タカwwwいですねぇw

ドバト・・・発音的にはあまり可愛くない名前で聴いたことありませんでしたが
昔よく追いかけてきたあのハトだったのですねっ
兄も私もドバトにかこまれたことありますよー・・エサをせがまれて。
白って意外と少ないように思います♪

木の上の鳥はキジバトっぽいですね、、色的にも似ているようにも感じますし。
泣き声までは聴いたことがないのですが聴いてみたくなりましたw
鳥などは聞く人によってかなり違うらしいですね
特にニワトリの泣き声日本とフランスはかなり違うとか・・・。

確かにヒナは毛が生えてなくて地肌が出ていて・・・・何というか・・。
ネズミなども生まれたてだと鳥肌が立ちます。ちょっと怖いです。

もしかすると木に巣が出来てからかなり時間がたっているのでしょうか、
ヒナのところに来た親鳥がヒナに何かをするとすぐ飛んで行ってしまうんですよね。。。
親鳥がピジョンミルクを出すために
自分への栄養を取りに行ったのかもしれませんしわかりませんが・・。

休み時間に!ですね^^
わかりましたw
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2010/05/21 22:55
●紫苑さん:
うれしいコメント、ありがとうございます♪
学校には、外敵が近づいて来にくい校庭という適度なスペースがあって、
ある程度の樹木があるため、鳥にとっては、案外と魅力的みたいです。
僕の住んでいる地域の小学校の校庭の木には、
「ツミ」というワシタカ類の鳥が、毎年、ヒナを孵しているようです。

ハトのようだ、とのことですが、おそらくキジバトではないかと思います。
ハトの仲間は、いくつかあるのですが、
いちばんポピュラーなのは、ドバトとキジバトです。

ドバトというのは、公園や寺社などで、エサをせがんで来るあのハトです。
色は白・灰・黒を基本にして、緑や茶色がかった色が混じっていたりして、
色のバリエーションは豊富です。
鳴き声は「クルックー」とか、うなるように「ウーウー」という場合もあります。

キジバトは、名前から想像できるように、キジに似た模様・配色のハトです。
カラダは薄茶(ブドウ色)で、翼の羽のあたりが明るい茶と焦げ茶が混じって見えます。
柄・配色にバリエーションはなく、みんな一緒で、実際にはこんな↓鳥です。

●Yachoo! オンライン野鳥図鑑 > キジバト:
http://www.yachoo.org/Book/Show/350/kijibato/

鳴き声は、「デデッポーポー」とか「ゼゼッポーポー」と聞こえます。
キジバトのヒナは、結構グロテスクとの印象をいだく人が多いみたいです。
また、巣は、枯れ枝をパラパラと重ねただけのような、粗末な巣です。

エサをあげている様子も観察できるみたいですが、
じつはハトは基本的には、ヒナにエサを運びません。
エサをあげているように見えるのは、
親の口の奧にある「そのう」という器官から出る
「ピジョンミルク(ハトのお乳)」というものを
ヒナが頭を突っ込んで飲んでいるのです。
ハトの仲間はみんな、このピジョンミルクで子育てします。
(ピジョンミルクで子育てするのは、ハトの仲間だけです)

ただ、ヒナがある程度成長すると、
そのピジョンミルクに植物の種子や果実、
そして時にはごく少量ながら昆虫類も混ぜるみたいです。

ヒナになってから巣立ちまでは、半月と、結構短い期間です。
ジックリ観察してみてください……
といいたいところですが、授業中は遠慮して、
休み時間とかに見てください。(^_^;
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2010/05/21 20:29
こんばんは^^

ここに書いてすいません><
あのですね、私が通っている学校の校舎は四階までなんですが
私は三階なんですけれども
廊下の窓からみえる三階までの木にはとが最近よくいるんですよ^^
た、たぶんハトなんですが・・・。
そのハトよく見ていると子育てしているみたいなんです♪
木はすっごくマドに近くて
巣も結構見えるんです!
もちろん巣の中には小さなヒナがいて
親鳥がエサ(虫?)を持ってくると首を前に出したり引っ込めたりしているんです
見えるだけで2・3匹いるみたいですがちょこっとヒナは可愛くはないけれど面白いです♪
学校の門前には小さな川があるのでエサも取れますし結構いい場所ではあるんですよね
カモもいますし、あまり名のわからない鳥もいます・・・。
すいません、あまり鳥には詳しくないのでっ

・・・・と言う事をお伝えしたかったんです。
ブログコメの場をお借りしました。。



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