~争いのない世界~*謎の転校生・後編*
- カテゴリ:自作小説
- 2010/05/16 09:19:41
美波「あきらめない…。絶対に…!」
美波は誰もいない野原の木の枝の上に乗っかった状態で決心をした。
ある日のことだった。
美波は下校中、変な男子が道の真ん中でゴミを捨てていた。
それを見逃すわけには行かなかった美波は、こういった。
美波「ちょっとあんた達、あんた達だけの道じゃないんだからゴミはゴミ箱に捨てなさい!」
男1「ああ?なんだ?てめぇ。誰に向かってそんな口叩いてんだぁ~?」
美波「聞こえなかったの?まったく…、馬鹿なやつらがまだこんな世界にいたなんてね?」
腕を組み、フゥ…っとため息をした美波。
男2「なんだとコラァ!」
男2は美波に殴りかかってきた。
それをひょいっと美波はよける。
美波はこの男3人組を倒そうとしたが、さすがに一人はきつい。
美波「あんた達、この私を知らないのかしら?ランクAの紅悠美波よ!」
男3「そんなの知るかよぉ!」
男3は鉄のパイプを後ろから構え、振り出した。
美波「…!(まずい、やられる!)」
そう思った美波は、もう後がないと思った。
が、その時…
?「そこまでよ!悪党3人組!」
男1「誰だ?てめえは…」
光でよく見えなかった。
だが、よく見ると、ランクSの藤堂玲が立っていた。
玲「あんたら、この私を知らないのかしら?」
玲は手を胸元に置き、言った。
男2「まさか…貴様は…!」
玲「召喚族・Sランク。藤堂玲よ!」
自分の名前を名乗ったとき、男3人組はあせっていた。
男3「まあいい。こいつを倒して名を上げようぜ!」
男3人組は玲に襲い掛かってきた。
それを見た玲は、適当なところにかばんを投げ捨て、胸元のペンダントを握り、ブツブツと何かを言い出した。
男1「死ねぇええええ!」
玲「……悪を切り裂く!」
何かの呪文を唱えた後、男3人組を順番に手を突く。
ものすごい速さで…
次の瞬間、男たちは次々と倒れていった。
男1「こ、こんな女に…!」
玲「次、召喚族の人に手を出したら命はないわよ。」
パンパン、っと手の泥を払い、ふんっと鼻を鳴らした。
美波「どうして私なんかを…」
美波は小声で言った。
玲「え?何って?」
そこらへんに投げ捨てた自分のかばんを拾い上げ、玲は聞き返す。
美波「助けてなんていってないのに…!何で助けたの!?」
玲「言ってたよ。」
美波「え…?」
玲「心の中でね。助けてって。」
右手でかばんを持ち、左手の親指で心を指した。
次に玲は、こういった。
玲「お友達になりませんか?紅悠美波さん。」
美波「……」
玲はニッコリと笑って美波に手を差し伸べた。
美波「……もちろんです。」
玲を美波は、今回をきっかけに友達になった―――――――――――――――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「謎の転校生」・終わり
やっと終わったー!
どうでしたか?
玲ちゃんはあまり自分のほうから友達になろうとはしないのです。
だからこういうことが珍しいんですよね。
非常にw
感想ください♪
by.杏利
でも、Cコインの限定服なら、求めもぁりますww
小説書くの楽しいですよ~。
真紅さんの小説見てみたいです!
うちもなにか書こうかな?