鼻盛りの青春
- カテゴリ:日記
- 2010/04/27 16:22:42
今タウンを回っていて、「がらくたさんって、おっかしい~」と(一見)小さな女の子にウケテ嬉しくなっている私です。
今日はバスの中とか建物の中でやたら鼻をグズグズしている人たちに会った。グズグズを始め、かなり抵抗していたが叶わず、最終的には鼻をかむに至る一連の流れを見ながら、私は自分が小さかったときを思い出していた(鼻をかむ、というのは考えてみれば面白い表現だ)。
小学校の3から4年生くらいだろうか、私は授業中によく鼻をかんでいた。毎日毎日、永久に鼻をかんでいたわけではないが、たとえば風邪気味のときとか、季節の変わり目だとか、寒いときとか、なにか鼻が機嫌を損ねるときには、ジャッジャッと花水が出てくるのだ(誤変換ではない。あまりリアルな言葉で自分を語りたくないので、こう書かせてもらおう。些細な見栄を張らせていただきたい)。
一回花水をかんでも、1分もしないうちに鼻の奥がモジョモジョしてきて、ツーッと鼻腔を下ってくる。その刺激が更なる横溢を招いていく。
教室の中は先生の声と、たまさかの木の椅子と床の擦れ合う音しかない。そんな閑静な環境の中に、楽器では表現し尽くせない人間味タップリの芸術音をブッ放すには多少の覚悟が要る。どうしても控えめに花水を「白チリ」で処理してしまう。
花水に限度はない。体全体は言い過ぎとしても、頭全体の水分を全て出し尽くすまではその噴出を止めないかのようだ。そんな繰り返しを10数回続けるうちに、朝、家を出るときにポケットに仕込んだ「白チリ」は無くなっていく。残り数枚の時点で将来を展望 悲観し、既にかみ終わった「白チリ」の中で、比較的水分を含んでいないモノを左(かみ終わったのはこっち)のポケットから選んで鼻にあてがう。
なんか、ずーっと書いていけるぞ。いかに、私は授業中これに苦労して終始したかが判っていただけると思う。
要するに、慢性鼻炎のようなものかもしれなかった。中3のときに下された診断は「肥厚性鼻炎」というもので、手術と2週間程度の入院を果たした。術後、一ヶ月くらいで手術の効果は無くなっていたが、高校生くらいには何故か完治していった。
私は北海道一鼻をかんだ小学生かもしれない。
さて、何を言いたいのだろうか。分かったぞ。まだ授業時間が大半残っているのに、早くも「白チリ」を使いきろうとしているときの、あの心細さというか情けなさ、砕けて言うと『あ゛あ゛ どぼじよう~』という悲鳴に近い心の叫び、今はやりの言葉でいえばトラウマを思い出したのだ。
大人になれて良かったと、心から言える。
>ひふーむさん
トイレットペーパーはよほど上質のものでないと
トナカイさんになります。
それでも、あの頃それがあったら、
千騎の援軍を得た心持になれたでしょうね。
>こきりこさん
たぶん違うと思います 笑
常に片っぽの鼻がつまっているのなら怪しいですが。
ああ、ボックスティッシュ!
万騎の援軍です。
出続けるのかと思うほど出るときがあります。肥厚性鼻炎かもしれません。
今の時代は、アレルギー体質の人間が増えたせいでしょう、子どもの幾
人かは教室でもズルズルダラダラらしいです。で、そういう子たちは、
うちの子を含め、ボックスティッシュを学校へ持って行ってます。
机の上に置いて授業を受け、授業中も鼻をかむらしいです。
音は気にしない、気にされないらしいです。いい時代です。
そのときは、トイレットペーパー常備になるらしいです。。。