みしのたくかにと 6 最終回
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/04/23 15:15:39
すると、ふとっちょおばさんは、奇妙なきまりを口にするのでした……。
「いなれしもかおがさあ、これを食べるのは、そと、それも小川のそばの、草の上でなければならないのです。ほかの場所で食べると、のどにつまってしんでしまいます」
「いなれしもかかかいす、これを食べるときは、半そでシャツに半ズボン、みじかいくつをはかなければなりません。そうしないと、おなかをこわしてしんでしまいます」
「それから、この、みしのたくかにとでこざいます」
「これは、ひとりで食べてはいけないことになっております。おおぜいの人、しかも、自分とおない年の人といっしょにわけて食べなければなりません。そうすると、わけた人の数のばいだけ長生きをすることになっています」
そして、王子さまはお城の外の子供達といっしょに、ピクニックで食事をし、
お城の中では分からなかった、たくさんの遊びや色々なことをおぼえました。
「みしのたくかにと」のおかげで、王子さまは元気をとりもどしたのです。
ふとっちゃおばさんは思いました。
-王子さまは、きっとしょうらい、りっぱな王さまになるにちがいない。それにしても、あのたねをまいて、ほんとうによかった!-
おしまい
このお話は、松岡享子作『みしのたくかにと』の内容を引用・要約しました。
みなさんも、今、たくさんの種をまいているでしょう。
それが、「みしのたくかにと」のように、立派な花を咲かせ、実となることを祈ります。
ガーデニング、頑張りましょう。
みしのたくかにと
心がほのぼのする、王子さまが登場する、童話の要約です。 全6回シリーズ
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=452359&aid=13035074
そうですねぇ
パチパチパチ...(拍手)
このお話は、あの時代に、現代の教育問題を予知していたかのようです。
教育とは、子供たちの心の種を育てることです。
種がどんな芽を出し、花をさかせるかは、
どう育てたかによります。
土や肥料・水やりが、かんじんなのです。
甥っ子が最近絵本に興味をしめしだしたので、
彼がもうちょっと 大きくなってからお話してみたいです
コメントありがとう。ガーデニング のところのブログにコメントしておいてね。
水やり巡回するから
お互い咲かせましょう☆彡
あと、訪問今日もありがとうございます(^^♪
シィ~ユ~(^O^)/