Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


後日談 二話

 一ヶ月以上前かな? 「鯨問題を機に日本の食生活を見直そう」といった趣旨の当ブログを書いた(暇なので調べたら、3月14日の【継続と疲弊】という表題)。

 簡単に言うと、「これを良い機会にして、自給率の面からも見直して新しい日本の食文化を作り変えてみよう」ということ。お一人の貴重な賛同も得られ気を良くしていた。

 一昨日の道新夕刊の1コラムにこんな文章が載っていた。


【作家の高村薫さんの意見に賛成だ、と「サンデー毎日」4月25日号で椎名誠さんが書いている。その高村さんの意見とは「週間ポスト」4月9日号「高村薫『クジラと飽食日本人』を語る」で述べられたものだ。

(~中略)むしろ「日本人は食生活そのものとその価値観を、もう一度見直すべきところまできている」。食料自給率が4割にとどまっているのに「私たち日本人は、当たり前のように飽食と大量消費を続けています」「今、日本人がすべきなのは飽食を改めることではないでしょうか」】

 コラムの筆者は月刊「創」の編集長の篠田博之氏だ。篠田氏はこの後こう書いている。


【海外からの日本バッシングが続けざまに報じられ、日本でそれに対する反発が、ある種のナショナリズムのようなものになりつつある。高村さんや椎名さんはそれに対して、冷静になって足元を見つめてみようと提案しているのだ】


 このコラムは「週刊誌を読む」というタイトルで、週一の連載になっている。

 作家、高村薫さんの作品は「マークスの山」しか読んでいないのであまり詳しくはないが、時折り紙面でお見かけする風貌(笑)や論説から推し量るに”日本の知性”として誇るべき人だと常日頃考えていた。

 これは嬉しかった。『高村さんとおんなじ考えだぜえ』(椎名さんのことは殆ど知らない)と最初は自惚れたが、よく考えると、ひょっとしてもはや日本人の大多数がこういった考えなのかもしれない。

 それほどまでに飽食の自覚があるのだから。



 さて、もう一つの後日談。
 以前、私の右足の小指の爪が剥がれたことを書いた(3月15日「爪よ さらば」)。

 今朝起床して、布団をあげたときに足の裏に異物を感じた。感じながら確信した。

 はがれた爪が出現したのだ。おそらく布団か毛布にくっついていたのだろう。しばらくぶりに再会した爪をもはやただのゴミだと思う私は薄情者だろうか。

 いや、実はまだ捨てきれないでいるのだけど。

 

 ちなみに、その後、新しい爪は生えてきていない。

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2010/04/24 11:22
ひふーむさん、コメントありがとうございます。

ああ、ドリフターズでそんなことがあったような・・・・・。
「早食い」は見ません。ギャル曽根は可愛いけど。

ええ?! ひふーむさんも?
きっとそれはメガ化の前触れでしょう。
『つ め が』 → 『to メガ』
おそまつさまでした。  平伏
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2010/04/23 23:32
確かに今の日本人は、食べ物の消費の意味を考えてなさすぎですよね。。。
TVでは「必要もない量の食事を無理して胃袋に詰め込む」と言うような内容の番組も多いですし。。。

ドリフターズの食べ物系のネタに、目くじら立てて怒っていたのが当時の大人なのに、
現在では、価値観の育っていない子供と同じように、娯楽として受け取ってしまっている・・・。
どこで、そんな事になってしまったのか・・・。

個人的には、給食を「嫌いだから残す」を世間が了承するようになったあたりから、
食べ物に対しての価値が狂いだしたんだと思いますが。。。


そして、爪さんの発見おめでとうゴザイマスw
私も最近、ぽろりと小指の爪が取れてました・・・。

なにかも、前触れでしょうか・・・!!




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