Nicotto Town


脳内貯金箱


4月1日用のプロフ・狐

昔むかし、緑の豊かな山に縁結びの神社がありました。
「稲荷明神お願いします。この恋を叶えて下さい」
何人もの娘がお参りに来ます。
それを見つめる、お稲荷さん。
「恋とはどんなものだろう?」人里への憧れを募らせていくキツネは、遂に街へ下りて行きました。
街には大勢の人・人・人!
「こん^^」「こん^^」誰もキツネの声を聞いてくれません。キツネは思い切って人に化ける事にしました。けれど姿は人になっても、人の暮らしは判りません。
裸足で歩く姿を見咎めた男が一人。
『娘さん、裸足では寒かろう?』「こん^^にちゎ」『さあ、これを履きなさい』
親切な男の人は、色々と世話を焼いてくれました。「あり^^がとん」沢山の贈り物をクレた相手に、胸が高鳴るのを感じたキツネは、「これが恋なのね❤」と気付きました。
「スキです!」「付き合って下さい!」キツネは男に言いました。
『もちろんさ☆けれどその前に、2人の縁がより強くなる様、神社にお参りに行かないかい?』
「・・・えっ」神社に行けば連れ戻されるかもしれない。
『ダメかい?』男に見つめられ、思わず「いきます!」と、キツネは答えてしまいました。
男と一緒に山を進み、鳥居を抜けた・・・その時!男が言いました。
『・・・ようやく入ってこられたぜ』「・・・えっ?」
男は凄い勢いで社に向かい、お供え物に手を伸ばす!
「何をするのです!?」振り返る男の形相に、優しさの面影は無く、
『・・・まだ気付かないのかい?』
パチン☆男が指を鳴らす度、男から貰った物が葉っぱに変わるではあ~りませんか!
パチン☆パチン☆パチン☆ショックのあまり、キツネは人の姿を保てなくなりました。「・・・・」
『お前に近づいたのは、この稲荷寿司の為さ!』
『この神社に供える為にしか作られないという、街1番の職人が作った極上品!!頂いてくぜ、アリガトよ~』言うなり男の姿が、タヌキに!!
「騙したのね、このタヌキじじい!!」男は嗤って言いました。『何を言ってやがる。しっかり「付き合って」やったじゃねぇか!』
『緑(山)のタヌキとは俺の事だぜ☆これからは騙されない様に気を付けな!』

キツネとタヌキの化かし合い。狐や狼よりも、狸の方が先に地球上に誕生したらしいですぞ。。。
・・・喧嘩売ってないですよ!?(-_-;)




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