食いしん坊な女子猫たち
- カテゴリ:ペット/動物
- 2010/02/12 07:09:25
村上春樹の翻訳絵本で「ポテトスープが大好きな猫」という作品があって、
牝の“Orange cat”とおじいさんとの静かな生活を描いた
ほのぼのと涙がこぼれる絵本で、牝猫についての細かな表現がたまらなく、
村上春樹が翻訳した絵本の中ではいちばん好きな作品なんです。
“Orange cat”とは、日本でいう「茶トラ猫」。
日本でも、茶トラを赤トラと呼んだりもしますけど。
作品の猫は、おじいさんが作ってくれるポテトスープが大好きなのですが、
猫がポテトスープを飲むのかしらと、この絵本を読んで以来、
いつか試してみたくてずっと興味シンシンでいたのでした。
昨年とは打って変わって、今年になってからは生活の大半を
女子猫勢と過ごすようになり、お互いに食事をとる部屋もいっしょに
ならざるを得ない生活スペースで、うちの場合、どちらかというと、男子猫勢よりも
女子猫勢の方が聞き分けがなく、性懲りもなく、そして食いしん坊なのですが、
(男子も短毛種の猫たちは食いしん坊でした)
隣りのキッチンスペースで自分用の食料を調達していると、
たいがいは「チンッ」という音の聞こえる食料なもので、
ガラスの引き戸の向こうにいる時点から、女子猫勢合唱団の声が
聞こえていて、シルエットが映っていて、引き戸を開けた瞬間から、
合唱団がわたしを追いかけまわすことになるのです。
「だめですよ。これは人間さまのごはんですよ」
と言っても、小さな座卓のフチに顔を近づけてきて、ヒクヒクヒクヒク、
鼻を動かし続け、鼻先をぐぐっと押し返すと、
ふさふさした尻尾をゆらゆらとくゆらせながら、
わざわざ座卓の下をくぐり抜けていきます。
尻尾の先で食料の品定めをしているかのよう。
そして、今度はモグラ叩きゲームのモグラたちのごとく、
座卓下の右から左から、向こう側から顔が近づいてくるのでした。
それでも、わたしが食事をしている間は阻止できるのですが、
追加のトーストを焼いてこようとか、ごはんのお代わりをよそいにいこうと
席を外すときには気が気ではありません。
トレーごと一式をキチン側に持っていってお代わりをよそったりしていたのでしたが、
それもだんだん面倒になってきて、もうこの頃は大丈夫になっただろうからと
座卓の上に置いたまま、追加を用意しにいったところ、
まさかのすきをつかれ、インスタントのポタージュスープの
味見をされているわ、食べかけだった唐揚げがひとかけ消えているわ。。。
うちの食いしん坊な女子猫ときたら、なんと、
カップに入っていたポタージュスープをなめてしまってました。
猫舌なのにびっくりしたようすもなく、おいしそうに口の周りをなめていたので
わたしにバレたのでした。
ポタージュスープの犯人も唐揚げを横取りした犯人も同じ薄茶トラ猫で、
昨年の3月3日に生まれた3姉妹のうちの1頭。
黙っていれば(?)、メインクーンで通る顔をしてるのに^^;
この3姉妹は、生後4週間目の朝に、離乳食を通り越していきなり勝手に
ドライフードを食べ始めていて、こちらが慌てて離乳食の缶詰をあげたくらいで、
しかも、母猫たちにニボシをあげていたら、チャカチャカ横取りをして、
「キーッ」とか「ウーッ」とか大騒ぎになり、しっかりと咥えたニボシを
口から離さなかった子たち。
仕方がないので、指先を齧られながらニボシを取り出し、
細かくほぐしてあげたのでしたが。
食い意地の張っていた分、トイレのしつけも1度で覚え、
お昼寝のときにも1度キャットタワーに乗せてあげたら、
次回のお昼寝のときからは自分たちでサッサとタワーに上ってお昼寝をしていたりと、
手が掛からなかった子たちでもあるのです。
猫がポテトスープを飲むかどうかというわたしの謎は解けたわけでしたが、
なまじ、ときどき、猫に手作りごはんをあげたりしていただけに、
猫の食べ物と人間の食べ物との区別がつくまでは、
観念したように見えていても、まだまだ油断大敵なのでした。
村上春樹も猫好きで、この絵本の作者と画家の方も猫好きなんだそうです^^
唐揚げを横取りされたときにも、テーブルの下からもぐもぐと口を動かしながら
出てきたんで、わかったんです(笑)
テーブルの横に猫たちのフードトレーがあるんですけど、そちらはカリカリで、
テーブルの下から出てきた猫はカリカリでなく、もぐもぐ。
下を覗いたら、ほかの子たちも少しずつもぐもぐしてました(笑)
「ポテトスープが大好きな猫」は未読でした。
今度探してみなくては。
しかし、つきなさんのご飯を狙ってる猫ちゃんたちを想像すると
なんとも微笑ましくて、笑ってしまいました。
証拠がしっかり残っててばればれなんて、可愛すぎますね(^^)
うちは、母猫グランマ(茶トラ)が食いしん坊なので、グランマに似た性格の子たちは
グランマ以上に食い意地が張ってるようです。
グランマはいちおう舌が肥えているので、ツマミ食いもおいしい高級品しか
食べないんですが、子どもたちはなんでも食べてしまう傾向が強くて。。。
父猫グランパ(ミックス猫)に似た性格の子は、クチがきれいなんですけどね。
毎食ごとに、徐々に女子猫たちも諦めるようにはなってきてるんですが、
中には、いまだに果敢なチャレンジャー猫もいるもんで^^;
★メイビーさん
戦いはオーバーですけど~(笑)
大勢いると、聞き分けのない猫も必ずいるもんでして(^^;
わたしの鶴の一声で、たいていの猫はバタバタと消えていなくなる(押入れに隠れる)か、
おとなしくなるんですが。
リーたん、前にも言ってましたよね。クチがきれいでうらやましいです。
うちも、父猫グランパは、キャットフードしか食べられないんで楽チンなんですよ。
ツナ缶を使った料理とか作ってるときには、ちょうだいちょうだいって
コブシをきかせて鳴いてるんですが、できあがったものを見たとたんに
パッタリ鳴き止んで知らんぷりですから^^
うちのグランパもなんですが、焼き魚を鼻先に持っていってもイヤ~な顔しますよね。
離乳食の時期にどうしても手作りの物もあげざるを得なかったんですが、
孫たちにはまったく手作り離乳食は作らずで、それで抵抗力が弱かったのかも。
ポテトスープは飲んだというよりなめただけでしたけれど^^
★fantaxさん
かわいい度合いで済んでくれてるのならいいんです^^;
★juzaburoさん
ポタージュスープはなめてしまっただけでしたが、放っておいたり、
猫用に作ったらちゃんと飲むんだと思いますw
うちの男子も脱走した短毛種の子たちは、
食いしん坊元祖な母猫グランマの血を受け継いで、かなりの食いしん坊でしたよ^^
一般的にも男子猫たちの方が食いしん坊だそうですよね~。
我が家では手作りのご飯をあげたことが殆ど無いので、人間用と猫用の認識があるらしく、
私らのご飯には手を出してきませんが、長男猫はかなりの大食い猫です。
うちは男ニャンのほうが食いしん坊だなぁ。
お口の周りについたスープを舌でナメナメする女の子ニャンを想像したら、
メッチャ可愛くって萌え~!って興奮しちゃいました❤たまらんっ!!(*´∀`*)
ポテトスープを飲む猫もいるんですねっ^^
うちのリーたんは、人間の食べ物にはほとんど興味がないので
(鰹節と水菜は別かもですがw)
魚を置いていようと、見向きもクンクンもしないのでちょっとつまらないかもw
手作りご飯も興味なさそうだしー^^;
今日もお食事は戦いでしたでしょうか?w
でも…ほんと猫って食い意地が張ってますよね~うちもご飯の後はすぐお片付けです。
特に魚の時は危険なので,部屋から閉め出したりします。鬼ですね…。
でも猫ってポテトスープ飲むんですね!