ドイツ
- カテゴリ:日記
- 2010/02/06 22:02:42
立春が過ぎ やさしい陽ざしから 春の温もりを感じようと 僕は多摩川の土手に腰をおろした。
しかし 時折 川面を吹く風がまだ冷たくて わずかな陽ざしの温かさを奪っていってしまう。
春を感じるには もう少し時間がかかると思った。
* * *
そこに 陽ざしを遮り 親友のよっちゃんが 僕の前に現れた。
「なぁ ちょっと付き合ってぇな」
僕は 断ろうと思った。
ひさしぶりの休みだったので のんびりしたかったのだ。
* * *
「あっ!」
気がついた時には 僕の目の前には トンネルの入り口が出現していた。
ハメられてしまった・・・もう 逃げられない。
そして その長いトンネルの中に吸い込まれた。
・・・自分では それほどアクセルを踏み込んでいないのに どんどん速度が増していく。
次から次へと オレンジ色の光が後ろへと飛んでいく・・・・・・・・
これは もう光速を超えてしまっているかもしれないと思った。
それでも よっちゃんは 隣の席で 不気味な笑みを浮かべ 黙って前を向いていた。
やがて トンネルを抜けると 急にさわやかな気分になれた。
雲ひとつない抜けるような青空と大海原が広がったからだ。
遠く水平線が見える。まるで 海の上を飛んでいるようだ。
もしかしたら もう戻ることができない世界・・・天国に来てしまったのかもしれないと 少し不安な気持ちにもなった。
・・・・陸が見えてきて その考えは消えた。
* * *
上陸してしばらく行くと「ドイツ」という文字が見えた。
1時間足らずで ヨーロッパまで来てしまうとは もしやあのトンネルは「光速での移動を可能にするトンネルであったか」 と・・・思ったのも 束の間・・・、おぉ 「ドイツ」がカタカナじゃないですかぁ。
しかもドイツの前後には漢字も書かれている。
「東京ドイツ村」。
そしてここは千葉県袖ヶ浦市とは。
千葉であって 東京で しかもドイツとは?? なんという矛盾だ!!
でも よっちゃんは 涼しい顔をして 矛盾をまったく感じていないようだ。
というより、どうでもいいという感じだった。
しかし この僕には この矛盾が許せない。
* * *
この矛盾を解消するには 純日本的で ドイツをも意識した 都々逸(どドイツ)でまとめるしかない。
(*註:都々逸とは、七・七・七・五の音数律に従う定型詩。よくお座敷で三味線に合わせて唄われる)
♪「どいつ(ドイツ)がつけた 東京なんて 千葉にあっても いいのかい」
♪「ジャーマンポテトや ソーセージよりも ここではやはり 穴子丼」
♪「東京つけて 人気出るなら 改名するよ 東京@ずっきぃ」(←字余り)
実にお粗末極まりなしm(_ _)m。
この都々逸を聞いてしまった よっちゃんは 眉間にしわを寄せていた^^;
相変わらず無言のところが 少々怖い^^;
* * *
ところで 「東京ドイツ村」の ウィンターイルミネーションは 美しかった^^
ドイツビールとソーセージの他 あまりドイツらしいものは 見当たらなかったが イルミネーションを見れたよっちゃんも ついには笑顔になったのでよかったかな。
* *
帰りも 同じトンネルを通ることにした。
そのトンネルのことを この星の人たちは 東京湾アクアライン と呼んでいる。
(この話は 半分以上、フィクションです=^.^=)
zukkyさんのおかげでようやく青手袋がGETできました。
ありがとうございました。
声をかけたのですが、応答がなかったので戻りました。^^;
次は板チョコで赤手袋のGETにご協力お願いします。
お部屋で会えないmochaより
うんうん 最近 フィクションと ノンフィクションの 区別が わからなくなってきた・・・リアルの生活も フィクションの ような気がします^^;大丈夫かなぁ。。。
♪ を つけちゃったから テーマソングと思ったかな。。
都々逸は 三味線に乗せて 唄うので ♪ を つけちゃいました^^;
勘違いしてしまったようですね。。。。ごめん><
困らせてゴメンナサイ。 ちょっと自分でも納得がいかない話の流れだったかも・・・・・。
っていう^^
ずっきぃらしくて好きです(つω`*)テヘ
出来過ぎです。^^;
3行目で「あれ?」なんて。。。
寒いのにzukkyさん、冴えてますね。
楽しいところに行ってたんですねー。
私もドイツビールを暖かいところで飲みたいものです。