愚行録
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/02/05 19:39:11
徳井たけろうさんだったと思います。
友人に借りました。
以前、「慟哭」も読みましたが、それよりもっと進んでいました。
タイプでは「森にすむ魚」という、確か角田光代さんの本に
似ているかと。
出だしは一家殺人事件から始まり、その周辺へのインタビューという形で
一人称で書かれています。
伏線もうまくはまっています。
でも、なぞとき、というより、理想的な一家の、夫婦の過去が
友人たちの証言によって、見方が微妙にずれていく、揺れていく
そんな感じがおもしろかった。
そして、K大学に限らす、いろんな世界があるんだろうなぁと・・・。
そして、「嫉妬」って、こわいなぁと。
「逆恨み」もですけどね。
久々に一気読みしました。
職場の給与格差は、嫉妬と逆恨みを生みます。
昔はそんなに妬む人が居なかったのにな・・・。
正社員の試験を受けているから、今の給与がイヤなら自分の努力次第でなんとでもなるのに、
最近の方達は、努力もしてないのに、あの人と同じ仕事なのになんで私はパートなの?
オカシクナイ?って逆ギレする人が多いです。